古い作品で薄い色のシリーズ。染めの過程で茶色の染料で染める段階でタンニン色素の含有が弱く、泥で模様を描いても真っ黒な模様が染まりません。柔らかい色に染まる布はインテリアとして強調が控えめで馴染みやすいともいえます。薄い色に染めたものは基本的に少なく、希少価値があり、ビンテージ風にも見られます。色が薄いのは色褪せによるものではありません。
後から縁縫いの加工しました。
●「アマゾンの泥染め」とは
「アマゾンの泥染め」は、ペルーアマゾンの先住民族による伝統工芸で、今も細々と受け継がれている希少価値の高い染め物です。
茶色と白地の二種類あり、どちらも「タンニン」を含む樹皮を煮出した染料と、森の奥地から採取する「鉄分」の強い特別な泥の化合を利用した染色方法で、フリーハンドで描かれる幾何学模様のデザインの部分だけが黒く染まることが特徴です。
茶色●樹皮から煮出す茶色の染料で布を繰り返し染めた後に、鉄分の多い特別な泥でデザインを描き、最後に泥は洗い流します。
白地●デザインを描いた上から全面に泥を付けて模様だけが染まり、最後に泥は洗い流します。
詳しくは
HP「ペルーアマゾンの先住民族シピボ族の泥染め」をご覧ください。
https://amazon-dorozome.com/
茶染めの工程
https://amazon-dorozome.com/making/brown.html
白染めの工程
https://amazon-dorozome.com/making/white.html
●泥染め布のお手入れ(茶)
お手入れとしては、日当たりの良い場所に長時間放置すると陽焼けし色あせの原因になりやすいので、タペストリーやテーブルクロスにする場合は、なるべく陽の当たららない場所でお使いください。洗濯は可能ですが、最初のうちは茶色が出ることがありますので、他のものと一緒に洗わないでください。また水に濡れた時に色が出ることがありますので放置しないよう気をつけて下さい。
テーブルコーディネートに、ランチマット、プレイスマット、額装にも。