アマゾンの泥染め 泥付き布 中型90cm-2
【泥付きの布】
この布は白っぽいところが泥がついている状態の布で、触るとサラサラしたアマゾンの泥の粒子が落ちてきます。通常は泥の鉄分で模様を描いた後、よく乾かしてから洗い流すと、泥の鉄分で反応した模様が染まって完成します。そのため、泥がついている途中の状態で手に入れることはできないし、泥のついた状態を見ることもできません。
私が現地に作業の様子を見に行った時、たまたま泥が付いている状態を見て、とても素敵だったので「そのままにして!」とお願いして手に入れたものです。この「泥付き」の状態を知ることにより、実際に泥(含まれる鉄分)を使って染めていることを確認できるのです。
泥を少し落として額装するなど、ワクワクするようなアマゾンの大地を感じる、悠久の泥付き布です。
【アマゾンの泥染め】
アマゾンの泥染めは南米ペルー・アマゾンの先住民族シピボ族の伝統的な染めもので、すべてフリーハンドで模様が描かれています。
主に茶色地と白地の二種類あり、それぞれ異なる工程で幾何学模様を染めつけます。
どちらもマホガニーなどの樹皮を煮出した茶の染料の「タンニン」と、奥地で採取する特別な泥に含まれる「鉄分」の化合を利用して幾何学模様のデザインの部分だけが黒く染めるのが特徴です。
詳しくは
ホームページ「ペルーアマゾンの先住民族シピボ族と泥染め」ご覧ください。
http://www.amazon-dorozome.com