持ち手が長い方
アマゾンの泥染め 帆布染め 18x27cm
帆布の分厚い素材をバッグのサイズにカットしてから、中心部を白に抜いて模様を描き、残りの広い面を泥染めで真っ黒にし、はじめて帆布を泥染めで黒地のバッグを仕立てたものです。帆布生地はぶ厚い分だけ余計に染料をたっぷりと吸収するため、このとき限りで作っておらず、貴重な最後の2点ものです。黒く染まったにじみ具合と色を見れば、その色の奥深さが伝わるはずです。2003年頃の作品でその時の2作だけを大事に残していたものです。
裏地には幾何学模様の泥染め白を使っているので、一見素朴なミニバッグでも、両面に模様があり、贅沢なものです。
長財布や単行本が入ります。男性にも持って欲しいカッコイイバッグです。
サイズ18x27cm
【アマゾンの泥染めについて】
アマゾンの泥染めは南米ペルー・アマゾンの先住民族シピボ族の伝統的な染めもので、すべてフリーハンドで模様が描かれています。
主に茶色地と白地の二種類あり、それぞれ異なる工程で幾何学模様を染めつけます。
どちらもマホガニーなどの樹皮を煮出した茶の染料の「タンニン」と、奥地で採取する特別な泥に含まれる「鉄分」の化合を利用して幾何学模様のデザインの部分だけが黒く染めるのが特徴です。
白地にデザインの場合、
一見、白い布に黒の染料でデザインを描いているだけのように思われるかもしれませんが、実際には、茶色(タンニン)の染料でデザインを描いた後、泥(鉄分)を布全面に塗りつけ、茶色のデザイン部分に泥の鉄分が結合することでデザインの部分のみが黒く発色するのです。
白地日デザインを染める染料は、タンニンを含む5種類の木の樹皮を煮出して濃縮した染料を使います。濃い黒色を出すためにはデザイン部分を茶の染料で何度も塗り重ねるため、とても手間がかかります。
詳しくは
ホームページ「ペルーアマゾンシピボ族と泥染め」をご覧ください。
http://www.amazon-dorozome.com